Top Message代表メッセージ

集合知により医療を再発明する代表取締役社長 CEO (医師・医学博士) 石見 陽

私たちが創業した2004年は、奇しくも日本国内において「医療訴訟」の件数が過去最高に達した年でした。その根底にあったのは、「医療不信」です。慢性的な人員不足・非効率から発生する医療事故と、伝統的な隠ぺい体質によってもたらされる相互不信感は国民に対して不幸しかもたらしません。

しかし、時代は一瞬にして「with コロナ時代」と呼ばれる、新しい日常を皆で模索する時代に変わりました。医療界においては、私の友人の多くも戦地に赴くような覚悟で日々の臨床を行っています。この未知の感染症の威力はまだ把握しかねる部分が多すぎます。

この新しい時代に、医療従事者同士のコミュニケーション、国民向けの医療提供の形は大きく変化を遂げることになります。自由な移動が制限される中で、医師同士のコミュニケーションにはデジタルの活用が不可欠であり、我々が創業来提供しているインターネット上の「集合知プラットフォーム事業」は存在感を増していくことでしょう。2014年に、史上初となる「現役医師兼経営者」として東証マザーズに上場し、今回東証一部に市場変更となりましたが、今後も私自身は現役の医師であることに拘りたいと思います。この現場感覚を活かして、集合知プラットフォーム事業を時代にフィットした形で更に育て上げたいと思います。

また、医療提供の形も大きく変わります。オンライン診療に代表されるように、医療機関のデジタルトランスフォーメーションは大きく推進され、これまで点でのみ繋がっていた医療機関と患者は、アプリなどを通して線・面で繋がっていくことになります。我々の展開する「プライマリケアプラットフォーム事業」は、この流れを強力に推進していくことになります。最後に、感染予防も含めて自分の身体を自分で守るセルフケアの時代を迎えます。我々は数年前よりグループ二社でこの「予防医療プラットフォーム事業」を展開してきており、これら3本の成長の柱により、ヘルステック業界を牽引していくグループを目指します。

団塊の世代の方々が後期高齢者を迎える「2025年問題」。もうそこまで来ているこの国の超高齢社会と財政問題への対応。医療の質を保つためだけでなく、医療費の抑制のためにもヘルスケア領域のIT化は必ず成し遂げなければいけない課題です。「集合知により医療を再発明する」。これは、私たちのVision(実現したい姿)であり、ここまで運営してきたサービス群は、まだ私たちのVisionを実現するための序章に過ぎません。今後はより「医療ど真ん中」に深く刺さるサービスを展開していく予定であり、そのための組織運営体制構築、人材採用・教育研修、事業提携等を進めてまいります。

まだまだ私たちの挑戦は始まったばかりです。医師会員の皆様、株主の皆様、関係各社様におかれましては、今後とも一層のご支援を賜りますようお願い申し上げます。
新たな成長ステージを目指す私たちの今後にご期待ください。

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